![JR東日本 STATION BOOTH](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/station-booth-keyvisual.jpg)
JR 東日本 STATION WORK を実際に使ってみた
先日新宿駅を訪れた際に実際に見かけて、「お!」っとなりまして。かねてより噂では聞いていた、働く人々の「一瞬メール送りたい!」というニーズをかなえるレンタルブース、JR 東日本 STATION WORK.
テレワークは今後のワークスタイルでも非常に重要なファクターであり、こうした「急なビジネスニーズ」に対応するテレワークスポットは今後、電話ボックスのように広く普及していくのではないかと思っております。
ですので、まずはどんな使い勝手なのか、どう便利なのか、を体験すべく実際に行ってきました。
JR 東日本のプレスリリースによると、「電話ボックス」タイプのスペースを貸し出す「STATION BOOTH(ステーションブース)」と、今後展開するというシェアオフィス・コワーキング型の「STATION DESK」という2種類の展開を予定しているとのこと。将来的には STATION OFFICE なんてのも計画されています。
![JR東日本プレスリリースより 駅ナカシェアオフィス事業「STATION WORK」展開構想](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/d17557-156-175221-3.png)
そして STATION BOOTH は 2019 年 8 月現在、東京駅に2か所、新宿駅、立川駅に設置されています。
![STATION WORK ロケーション](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-location.png)
今回は新宿駅に行ってきました。
事前準備
実際に利用するにはユーザー登録が必要です。STATION WORK のウェブサイトへ行き会員登録を行います。
STATION WORK ウェブサイト![STATION WORK 利用申し込みの流れ](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-registration-860x462.png)
申し込みは簡単。まずはメールアドレスを入力するとそのメールアドレスに登録用のメールが届きます。
![STATION WORK 送信完了](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-mailsended.png)
メールが到着したら、本文中にあるリンクよりユーザー情報を入力するページへ飛びます。ここで、ログインパスワード、氏名、住所、生年月日、クレジットカード情報、Suica/Pasmo 番号などを入力します。
![STATION WORK ユーザー登録画面](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-user-registration-488x860.png)
ユーザー登録後はサイトにログインすることができ、ログイン後、自身の QR コードや現在の空き状況などを視認できるページを参照することができます。
![STATION WORK ログイン後画面](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-afterlogon-860x299.png)
早速お昼の 12 時に新宿駅のブースを予約してみましょう。上図右上 QR コードの下の「予約する」ボタンを押します。
予約日時を選択する画面になります。当日より 14 日以内までの予約ができます。利用開始時間は 5 分単位、利用時間は 15 分単位で指定ができます。
![STATION WORK 予約時間指定画面](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-resavation-dialog.png)
すると指定した条件に合致する空スロットが一覧表示されるので、そこから希望の枠をクリックします。
![STATION WORK 空きスロットの検索結果](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-search-result-860x534.png)
最後に最終確認画面が表示されるので、確認して OK を押します。
![STATION WORK 予約最終確認](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-resavation-confirm-860x392.png)
すると予約完了の画面になり、同時にメールも送信されます。
![STATION WORK 予約完了画面](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-resavation-done.png)
それでは実際に新宿駅に行ってみましょう!!
新宿駅新南口 STATION BOOTH
ブースは新南口の甲州街道に面した改札のすぐにあります。入室方法ですが、ブースの液晶画面に QR コードか交通系 IC かを選択できるボタンがありますので、試しに今回は QR コードで入室したいと思います。
あらかじめスマートフォンで STATION WORK にログインを済ませ QR コードを表示させておきます。時間が来たら QR コードボタンを押し、そのひとつ下の光学センサーにスマートフォンの QR コードをかざします。
![STATION BOOTH 入室方法](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationwork-howtoenter-860x731.png)
無事認証が成功するとブースの自動ドアが開き、入室できるようになります。
設備
![](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationbooth-inner-860x393.jpg)
机・椅子、電源、空調、モニター、WIFI が備え付けられてます。モニターは、今回私の入った BOOTH 3 では BenQ の 21.5 インチのフル HD液晶 GW2270 が置かれており、ケーブルは HDMI が備え付けられていました。他のブースも同じディスプレイであると推測します。フル HD 液晶があるのは嬉しいですね。
![STATION BOOTH の机周りの写真](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/IMG_20190807_135054-645x860.jpg)
壁面のコンセント類ですが、AC コンセントが 2 口、USB 給電ポートが 1 口ありました。USB 給電ポートがあるのは良い感じです。
![STATION BOOTH 壁面のコンセント類](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationbooth-concent-860x231.jpg)
また、机の角に傘立て、天井近くに荷物かけ(コート掛け)があるなど、狭いながらも快適性が高められており、こうした心遣いは非常に素晴らしいと思います。
![stationbooth 傘立てと荷物かけ](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationbooth-hook-860x261.jpg)
テーブル高・椅子高・部屋の大きさ
テーブル高は 70 cm(床からテーブル底面まで)の固定、椅子高は約 40 cm から 58 cm で調節できました。また、部屋の幅は 118 cm、奥行は 106 cm と、幾分荷物を置くと手狭な感じですが、パソコン広げるだけなら十分な広さ。
WIFI 通信速度
WIFI は部屋の中にパスワードが書かれており何の障害もなく接続できます。SPEEDTEST で通信速度の計測を行ってみたところ、ダウンロード約 260Mbps アップロード約 133Mbps という素晴らしい数値が出ました。
![STATION BOOTH ネットワークのスピード](https://avalon-studio.work/wp-content/uploads/stationbooth-networkspeed.png)
その他
空調があるのもよいです。ブースがあるのは改札近くなので基本はほぼ外気温。なのでここで冷暖房ないと死んじゃうだろうなとは思いました。
そして終了時間の5分前には部屋の中に「終了5分前です」の音声が流れますので、退出します。※この音声、割と音量が小さいのでヘッドフォンなどをしていると確実に聞き洩らします。ご注意ください。
実際に使ってみての感想は「非常に良い」と思いました。従来まで「今すぐあのデータ Excel でまとめて送って!!」という状況になった場合は、喫茶店に行くかマンガ喫茶に行くか、果ては路上でノートパソコン広げるか、というような選択肢しかなかったのですが、今後このようなブースが普及することでそうした緊急事態の避難口になるうえ、喫茶店なんかより情報セキュリティ的にも非常に効果が高いといえます。
冒頭でも触れた、今年秋に予定されている STATION DESK などが登場したら、またいち早く体験してみたいですね。