MT を使ったサイト構築の始め方 (5): ページ・コンテンツの種類

MT を使ったサイト構築の始め方 (5): ページ・コンテンツの種類

WordPress にもページには「投稿」と「固定ページ」という種類がありますが、MT にも同様にページの種類があります。


記事

これは WordPress の「投稿」に相当するページです。一定のテンプレートのもと、時系列やカテゴリで一覧を作成しながらそれを表示する機能です。

記事には「カテゴリ」を設定することができ、記事とカテゴリを紐づけることができるのも WordPress 同様です。

ウェブページ

これは WordPress の「固定ページ」に相当するものです。テーマのテンプレート以外はすべて自由に記述できる、独立したページを管理する単位です。

ウェブページのフォルダもここで設定することができます。

コンテンツデータ

これは MT7 で導入された機能で、Wordpress には似たような機能はありません。しいて言うならばカスタムフィールドのみで構成されたページ、という感じでしょうか。

ページの構成要素をあらかじめ定義しておき、その要素に従ったページを何百も何千も作る、という場合に向いている機能です。

コンテンツデータは、ページを定義する「コンテンツタイプ」と、コンテンツタイプ内で利用する「カテゴリセット」を設計することで利用できます。

アセット

アセットは画像や PDF など、ページから参照するデータ群を管理する単位です。Wordpress の「メディア」に相当します。

テンプレート

MT はテンプレートで出力する情報を定義してあげないと、何も出力してくれません。例として、前回の記事で適用した「Jungfrau」というテーマは、デフォルトでは「記事」に関しての出力テンプレートを持っていません。ですので、記事を入力してプレビューボタンを押しても、ページは表示されません。

このテンプレートの記述が MT 最大の特長であり難易度の高い場所でもあります。

また、CSS や JavaScript なども、このテンプレート内で編集・管理します。また、テーマを適用しない独立した HTML ページなども制作することができます。

サイト

MT はサイトの中に子サイトを作成することができます。子サイトを作成するメリットとしては、管理単位やアクセスユーザーを分けることができるので、例えば「製品情報ごとに管理単位を別にしたい」、「採用情報だけは人事担当者にアクセス権を与えたい」という場合や「BLOGページだけはテンプレートを変えたい」などという要望がある際に活用できます。

サイトを分けることで、それぞれのサイト内で記事やコンテンツデータを個別に設定することができますので、製品ごとに分けた BLOG、などという実装もすることができます。